「書店員をやってみたいけど、食べていけないのかな?」
落ち着いた雰囲気の本屋で優雅に書店員として働く。本好きなら一度は憧れますよね。
でもそんな書店員。ぶっちゃけ食べていけません。
この記事では現役書店員の私が、書店員の給料事情について解説します。
読んでいただければ、書店員の現実とそれならどうすればいいかがわかります。
書店員の求人は、基本的に契約社員とアルバイトです。
ただし、新卒なら正社員も目指せます。
ですが、ここではより対象者の多い契約社員とアルバイトに絞って解説していきます。
この辺りの事情については、以下の記事を見てください。
「給料低いし、将来性も不安…」と書店員になるのをためらう方も多いと思います。
そんな人は、リクルートエージェントで相談してみてください。

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他の人に相談することで書店員よりも自分に合った職業が見つかるかもしれません。
例えば、私も当初はスタジオカメラマンなろうと思っていました。
ですが、他の人に相談するにつれて「別に俺はスタジオカメラマンじゃなくてもいいな」と気づけました。
一人で転職活動をしていると視野が狭まるもの。他の人に話すことで、客観的に自分を見ることができたのです。
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書店員の食べていけない給料事情

私は現在、とある書店で契約社員として働いています。
契約社員といっても最低時給の時給労働。言ってしまえば給料はアルバイトと変わりません。
例えば、私の手取りはフルタイムで働いても15万円もいきません。
私は現在一人暮らしをしているのですが、生活はギリギリ、というか赤字で貯金を切り崩しながら生活しています。
節約に節約を重ね、使っていいお金は1日1000円まで。
本が好きなのに新刊は買えず、もっぱら図書館で本を借りています。
こんな感じで、書店員の給料で生活するのはかなり厳しいです。
「給料が低くてしんどい」ということを、より詳しく解説した記事はこちら。
書店員が食べていけない理由

じゃあなんで書店員がそもそも食べていけないのか。
その理由は主に以下の3つです。
- 本が売れない時代
- 書店員は出版業界の末端
- 本の利益率が低い
順番に説明していきます。
本が売れない時代
出版科学研究所によると、本の売上は1996年の26,564億円がピークで、それ以降は下降の一途をたどっているとのこと。
2020年の本(電子書籍除く)の売上は、12,237億円。実にピーク時の半分以下となっています。
特に雑誌市場は、少子高齢化に加え、インターネット(1990年代半ば~)、スマートフォン(2010年代~)の普及などから、需要が激減。休刊誌も相次ぎ、加速度的に下降している。
引用元:日本の出版販売額 | 出版科学研究所
この出版不況を裏付けるように、書店の店舗数も減少しています。
書店調査会社のアルメディアによると、1999年は22,296店だったのが、2020年には11,024店に。
この20年で書店数は半分ほどになっています。
まとめると、本の売上、店舗数ともにここ20年ほどで半分になっているということ。
このことから出版業界の厳しさがわかってもらえるでしょう。
書店員は出版業界の末端
本は出版社→取次→書店という順番で流通します。
それはつまり、その順番でマージン(利益)が確保されるということ。
そして、取り分は下流工程にいくほど少なくなります。
だから、末端の書店員はどうしても給料が低くなるのです。
出版社勤務の人と書店勤務の人、どちらが給料高そうかと言われれば前者ですよね。
本の利益率が低い
本は利益率の低い商品です。
苦労して一冊売ってもその稼ぎは雀の涙。
それなら書店員の給料が低いのは無理もありません。
逆に利益率が高い商品を扱っていれば、同じ接客業でも給料は高いです。
例えば、スマホの販売員は正社員で月給20万円以上という求人がけっこうあります。
スマホはその端末自体が高額ですし、通信費も毎月払ってもらうことができます。
そのため、売上が大きくなり、社員の給料もたくさん払えるというわけです。
このように考えると、書店員の給料の低さは、本の利益率の低さも要因になっているということですね。
食べていけてる書店員

「でも実際に書店員はいっぱいいる。その人たちはどうやって生活してるの?」
そう思う方もいると思うので、その問に答えていきます。
一般の会社と比べて珍しく、私の職場は男性より女性が多いです。
おそらくは、夫婦共働きで家計を支えてるのではないでしょうか。
また、男性社員においては実家暮らしの人が多い様子。
実家暮らしなら家賃や光熱費を払う必要がないので、なんとかやっていけます。
つまり、食べていけてる書店員は、手取り15万円以下でも食べていける理由があるということです。
逆に言えば、私のように独身で一人暮らしをしている人は、書店員で食べていくのが厳しいということです。
書店員に向いてる人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
食べていけない書店員には、将来の不安がつきまとう

「食べていけてる書店員もいるのか。それならいいじゃん」
そんなふうにして割り切れないのが仕事のつらいところ。
書店員として働いていると、将来の不安に苛まれます。
- 若いうちは給料が低くてもなんとかやっていけるけど、年をとったらどうすればいいんだろう…
- そもそも正社員じゃないのにいつまで働けるんだろう…
- 結婚はどうしよう。子どもの教育費が稼げない…
- 英語やプログラミングのようなスキルもない。転職できるのかな…
このように、不安の種を挙げればキリがありません。
その不安に打ち勝つくらい「書店員をやりたい」という思いがなければ、書店員はやってられません。
他にも、以下の記事で書店員のつらい部分を解説しています。
書店員は食べていけないから、他の道を探してみよう

ここまでで、書店員の厳しさがわかってもらえたと思います。
じゃあどうするか。
一旦、書店員のことは忘れて、他の道を探してみましょう。
例えば、他の人に相談することで自分では気づかなかった職業に出会えることも。
私は書店員になる前の転職活動でスタジオカメラマンを志望していました。
ですが、相談する中で「あ、別に俺はカメラじゃなくてもいいんだ」と気づくことができました。
正直あのままスタジオカメラマンになっていたら、ミスマッチが起きて早いうちに離職していたと思います。
相談することで視野が広くなり、適職に出会いやすくなるので、ぜひ試してみてください。
周りに相談できそうな人がいない…
そういう人は転職エージェントで相談するのがおすすめです。
転職エージェントなら無料で気軽に相談できますし、転職のプロの視点から目からウロコのアドバイスをもらうこともできます。
おすすめの転職エージェントは以下。
タイプ | サービス名 | サービス内容 |
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万能型 | リクナビNEXT |
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未経験に特化 | 就職shop |
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その中でもおすすめなのはリクルートエージェント。

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「書店員を諦めきれない…」という人でも、一旦は他の道を探してみるのがおすすめです。
他の仕事を見た上で「それでも書店員がやりたい」となれば、その分気持ちが固まるからです。
他の仕事を見てみて、「どうして私は書店員じゃないとダメなのか」を考えてみてください。
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書店員は食べていけない?まとめ

書店員で食べていくのは厳しいということをお伝えしてきました。
給料が低いのは本当に厳しいです。メンタルがやられます。
好きな仕事でも、給料低いのは思った以上にしんどい
— 夏森かぶと@ライター (@kbt0401) December 6, 2021
仕事をしてる最中に「でも、これで生活できないんだよなあ…」と落ち込み、不安に襲われる
給料の額は、メンタルの余裕に直結するのかもしれない
書店員になるかどうかを迷っている人は、自分の生活費と書店員の給料を天秤にかけて考えてみてください。
それではっ
「給料低いし、将来性も不安…」と書店員になるのをためらう方も多いと思います。
そんな人は、リクルートエージェントで相談してみてください。

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