雑記

ノスタルジック銭湯

金曜日。
やっと仕事が終わった。
連日のパソコン作業で肩がバキバキである。
そうだ、こんな夜は銭湯に行こう。

家の近所に昔ながらの銭湯がある。
建物もそのままで今風に言うとレトロである。
自分が疲れたときに行くお気に入りの場所だ。

番頭のおばちゃんにお金を払い、中に入る。
先客は2名だけ。いつも通り空いている。
大きな窓ガラスの夜と昭和な装飾、ガラガラで広い脱衣所。
銭湯よりノスタルジックな場所を僕は知らない。

まずは体を洗う。
湯船に浸かる前に体をきれいにする。
銭湯のマナーである。

若干窮屈な姿勢で体を洗う。
銭湯のイスがやけに小さくて低いのはなぜだろう。
真っ黄色のケロリンの桶で泡を流す。

いよいよ湯船に浸かる。
思わず声が出てしまう。
体がほぐされていく。
ああ、気持ちいい。
人は銭湯があれば生きていけると思う。

何も考えず湯船に浸かる。
ただただぼーっとする。

先客の2人がいなくなって、湯船を独り占め。
こんこんと湧き出るお湯を見ているととても贅沢な気分になる。
少し、もったいない気もする。

家にお風呂がない時代は、ここも大盛況だったんだろうなと考える。
番頭のおばちゃんはやっぱり寂しかったりするんだろうか。
最近はサウナがブームみたいだけど、銭湯にももっと客が来ればいいのにな。
まあ混みすぎるのは嫌なんだけれど。

湯船から出て、少し休憩。
そしてまた湯船に浸かる。
これを何回か繰り返す。

十分に堪能した。
湯船から出て、脱衣所へ向かう。

20円を払ってドライヤーで髪を乾かす。
ふと飲み物売り場に目をやると、コーラの瓶が誘惑してくる。
我慢我慢。家で水を飲もう。

自転車をゆっくり漕いで帰る。
夜風が気持ちいい。
そう思えるくらいに暖かくなってきたんだなと気づく。
もうすぐ春が来る。

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